しし座流星群は、毎年11月に見られる人気の天文イベント。
特に「大出現」と呼ばれた年には、夜空を埋め尽くすほどの流星が観測され、世界中を驚かせました。
2025年もその見ごろが近づき、観測のタイミングや方角に注目が集まっています。
本記事では、「2025年のしし座流星群はいつ見えるのか?」を中心に、ピーク時間・方角・観察のコツもわかりやすく解説。
さらに、防寒対策やおすすめ観測スポット、より楽しむためのポイントもご紹介しますので最後まで是非チェックして下さいね。
しし座流星群「大出現」と話題になった過去の観測例
しし座流星群が「大出現した年」として特に知られているのは2001年です。
この年の11月18日深夜から19日未明にかけて、日本でも1時間あたり3,000~4,000個もの流星が観測され、「流星雨」と呼ばれるほどの大出現となりました。
当時、私も空を見上げて観測していたのですが次から次へと流星を見ることが出来て感動した記憶があります。
歴史的には1966年のアメリカ西部での大出現も有名で、この時はピーク時に1時間あたり数万~10万個もの流星が観測された記録があります。
1998年には母彗星回帰の影響で出現活発化、日本でも話題に!
今後も33年周期で大出現が期待できるため、しし座流星群の観測は周期的な天文イベントになっています。
次回の大出現はいつ?
次回にしし座流星群の大出現(流星雨)が起こる可能性が高いと予測されているのは、2034年から2037年ごろです。
この期間は国際的な天文学者や複数機関で「大出現」の可能性が指摘されており、最大で1時間あたり数百〜千個以上の流星(ZHR1000以上)が観測できる年になる可能性がると言われています。
さらに、その次の大出現が期待される年は2068年・2069年あたり、そして2090年代後半と予測されています。
2025年のしし座流星群はいつ見える?ピーク日と時間をチェック
2025年のしし座流星群は、ピーク(極大)が11月17日~18日未明にかけて訪れます。
出現数の「大爆発」こそ期待されていませんが、今年は新月期で月明かりがほとんどなく、観測条件が最高レベルと言われています。
しし座流星群の2025年ベストな観測時間は、11月18日未明の0時~5時頃。
とくに極大時刻である午前3時前後が最も多く流星を見られる時間帯です。
今年は月齢27(新月直前)のため、ほぼ月明かりの影響がなく、最高の観測条件です。
満月や半月のような明るい月がない夜なので、暗い流星も非常に見えやすく、雲も少なければ数多くの流星を確認できる可能性があります。
しし座流星群を見るならこの方角!
流星群の「放射点」はしし座の方向、
すなわち東北東~東の空です。
しし座流星群の2025年ベスト観測時間は、11月18日未明の0時~5時頃で、とくに極大時刻である午前3時前後が最も多く流星を見られる時間帯!
その時間帯めがけて東北東〜東を観測するのはもちろんなのですが、流星は空全体に現れるため、特定の方角にこだわらず広い範囲を視野に入れるのが最も効果的に見るコツになります!
そして、放射点は未明に高く昇る(高度約50度)ため、視界が開けた場所で空全体を観察しましょう。
しし座流星群をより楽しむ方法:見え方の特徴と観察のコツ
しし座流星群は、毎年11月中旬に見頃を迎える人気の流星群!
青白く輝く流星が夜空を駆け抜ける姿は圧巻です。
しし座流星群の見え方の特徴や観察時のコツなどをご紹介していきますので、2025年もしっかり準備して、最高の観測体験を楽しみましょう。
🌌 しし座流星群の見え方の特徴
- スピードがとても速く、秒速約71kmで夜空を横切る
- 青白い光を放ちながらスーッと流れる流星が多い
- 条件が良い年は「流星雨」と呼ばれるほど多数の流星が出現
- 放射点は「しし座の頭のあたり(東の空)」に位置
🕓 観察のベストタイムと方角
- ピーク日の深夜1時〜3時頃が最も見やすい
- 方角は東の空を中心に、空全体を広く見るのがコツ
- 20分ほど暗闇に目を慣らしておくと、流星を見つけやすい
🏞 観測場所の選び方
- 街灯や建物が少ない郊外・高台・公園がおすすめ
- 車のライトやスマホの光も視界の妨げになるので注意
- 星空アプリで放射点を探すと観測がさらに楽しく
🧤 観測の準備と持ち物
- 秋の夜は冷え込むため、防寒着・ブランケット・ホットドリンクを準備
- レジャーシートや寝転べるマットがあると快適
- カメラ撮影には三脚+広角レンズがベスト
📸 楽しみ方のポイント
- 流星を探しながら、星座観察や願いごとタイムを楽しむ
- 撮影した写真をSNSで共有すると記念にも◎
- 家族や友人と一緒に見ると感動も倍増
しし座流星群は、速くて明るい流星が特徴。
深夜の東の空を中心に、街明かりの少ない場所でゆったり眺めるのがベスト。
防寒対策と準備を整えて、秋の夜空を思いきり楽しんで下さい!
まとめ
2025年のしし座流星群は、条件がそろえば幻想的な光のショーを楽しめる貴重なチャンスです。
観測のベストタイムは深夜1〜3時ごろ、方角は東の空を中心に広く見渡すのがおすすめ!
街灯の少ない場所でゆっくり観察すれば、流れ星がいくつも流れる感動的な瞬間に出会えるでしょう。
防寒や準備をしっかり整えて、家族や友人と秋の星空観察を楽しんでみてください。


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