秋の夜空を彩る「オリオン座流星群」が、今年も観察シーズンを迎えます。
2025年は月明かりの影響が少なく、全国的に好条件で流星観察が楽しめると言う予想で、仙台でも明るい流星が見られる可能性があります。
本記事では、オリオン座流星群の特徴や見える方角、観察のポイントを詳しく解説。
観察に適した時間帯や注意点、仙台市内のおすすめ観察スポットの情報もまとめています。
今年の秋は、自然が織りなす天体ショーをぜひ見逃さないよう最後までチェックして下さい!!
オリオン座流星群2025仙台で見える方角と時間は?
仙台でオリオン座流星群を観測する場合、特定の方角にこだわる必要はありません。
放射点となるオリオン座が昇る「東の空」や「北東の空」を中心に、空全体を広く見渡すのが最もおすすめです。
流星は放射点から四方に飛び出すように現れるため、特定の方向以外でも見ることが出来ます。
- 「東~北東の空」を中心に広い夜空を眺めると良いでしょう。
- 広い範囲を見渡すため、寝転んで観察すると首も疲れません。
流れ星は空全体に現れるため特定方向に限定せず、月が明るい場合は月が視界に入らない方向を意識するのもポイントです!
オリオン座流星群2025ピークは?
オリオン座流星群は毎年10月下旬に活動のピークを迎える流星群で、2025年は10月2日から11月7日まで観測でき、極大(ピーク)は10月21日夜から22日明け方となります。
オリオン座流星群の母天体はハレー彗星で、このハレー彗星の残したチリが地球の大気に飛び込むことで発生します。
仙台では特に東~北東の空を中心に、深夜0時頃から明け方4時頃まで見ることが出来ます。
スピードの速い流星が多く、明るく長く尾を引くのが特徴で近年は1時間あたり10〜20個程度の出現が一般的。
今年はピークが新月にあたり月明かりがなく観測条件が非常に良いため、郊外や暗い場所なら肉眼で見やすいので観察する際は、街灯などをさけて空全体を見渡すようにしましょう!!

仙台市内の明かりが少ない穴場観測スポット
仙台市内で明かりが少なく、オリオン座流星群の観測におすすめのスポットをご紹介したいと思います。
それぞれ都市の光の影響が比較的少なく、広い視界が確保できるので天体観測に適している場所です。
- 仙台市天文台
- 仙台港中央公園 展望台
- 青葉山公園
- 台原森林公園
- 八木山てっぺんひろば
- 一本松公園
仙台市天文台
天文台&プラネタリウム。週末は夜間公開や観望会あり。無料駐車場・バリアフリー対応。夜空観測イベントも開催。
仙台港中央公園 展望台
日曜日、月曜日、水曜日、金曜日は24時間開放。(あくまで目安であり、天候やその他の状況によって利用時間が変更される場合があるため、夜間に訪れる際は事前に確認することをおすすめします。) 港沿いで広い空、夜間も利用可。駐車場・公衆トイレ・ペット可。人工光が少なめのエリア。
青葉山公園
城跡周辺で市街中心からやや外れ、暗さと開放感あり。24時間開放、駐車場・トイレあり。ピクニック・散策に人気。
台原森林公園
緑に囲まれた広大な都市公園。24時間開放、駐車場と公衆トイレ有。郊外寄りで光害が比較的少ない。
八木山てっぺんひろば
八木山エリアの高台にある展望スペース。車でアクセスしやすく、夜景と共に星空観賞も可。
一本松公園
アクセス良好な穴場。市街中心から離れた静かな公園で、広々とした芝生エリアが観測に好適。
いずれも夜間利用可能で見通しがよく、比較的街明かりの影響が少ない場所です。
観測時は、安全面や防寒対策をしつつ、広い空が見渡せる場所を選んで楽しみましょう!
オリオン座流星群の観測時に準備しておいた方が良い物は?
流星群観測のときに準備しておく事で、快適さと安全、そして長時間の観察をサポート出来るので下記のアイテムをおすすめします。
必須アイテム
- レジャーシートまたは折りたたみチェア(寝転んで観察すると首が疲れず快適)
- 防寒着・ブランケット(秋は夜になるとかなり冷えるため必須)
- 懐中電灯(赤いセロファンをつけると目が夜の明るさに慣れやすい)
- 虫よけグッズ(スプレー、ブレスレットなど虫対策を忘れずに)
- 飲み物やスナック(長時間の観察や水分補給に)
あると便利なもの
- 星座早見盤や星空アプリ(流星群や星座の見つけ方や楽しさが倍増)
- モバイルバッテリー(スマホやライトの電池切れ対策)
- 双眼鏡や天体望遠鏡(流星以外の星や月も楽しめる)
- ネックウォーマー・手袋(特にじっと座るので冷える手先・首元の防寒に)
- カメラ&三脚(星空や流星の写真を記録するなら)
これらを事前に用意しておく事で、もうすっかり夜は肌寒くなった仙台ですが、秋の夜空の観測をより快適で安心して楽しむことが出来るでしょう。
まとめ
2025年のオリオン座流星群は、月明かりが少なく観察に最適な条件が揃う年です。
仙台では、10月21日夜から22日明け方にかけてが見ごろで、東から北東の空を中心に多くの流星が観察できる見込み!
観察の際は街明かりを避け、視界の広い場所を選ぶのがおすすめです。
防寒対策をしっかり行い、20分ほど目を暗さに慣らしてから空を見上げましょう。
条件が整えば1時間に10個程度の流星が見られる可能性も。
観測計画を立てて、秋の夜空を楽しんでください!!


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