2025年も、冬の夜空を彩るふたご座流星群がやってきます。
神戸周辺でも観察できるこの流星群は、年間三大流星群の一つとして知られ、毎年12月中旬にピークを迎えます。
深夜から明け方にかけて多くの流星を目にするチャンスです!
この記事では、神戸周辺での見える時間や方角、ピークのタイミング、穴場の観測スポット、観測時の注意点まで、2025年のふたご座流星群を最大限楽しむためのポイントを詳しく解説します。
ふたご座流星群2025神戸周辺で見える時間は?
2025年のふたご座流星群は12月14日深夜0時〜明け方4時頃が最も見頃です。
この時間帯は放射点が南の空高くに位置し、流星の出現数が大きく増えるため、神戸でも安定して多くの流星が観察できます。
神戸周辺は好条件が重なり、1時間あたり40個以上の流星が期待できる非常に恵まれた年です。
ベストな時間は?
深夜帯に合わせて観測時間を確保するのがベストです。
夜の早い時間帯でも20時頃から流星は出現し始めますが、この時間は放射点がまだ低く、観測できる数は少なめです。
可能であれば、ベストタイムを狙いましょう!
ふたご座流星群2025神戸周辺で見る時の方角は?
神戸での最も見やすい方角は「南〜南西方向を中心に、空全体を広く見渡す」ことです。
特にピーク時間帯の深夜0時〜4時頃は、流星の放射点が高く上がるため、真上(天頂)付近から南側の空がもっとも見やすくなります。
ふたご座流星群の放射点は「ふたご座α星(カストル)」付近にあり、神戸のような関西の緯度では、夕方〜宵の時間帯は東〜南東の空に昇り、深夜にかけて南の空高くへと移動します。
ただし、観測のポイントは「放射点そのものを見つめること」ではなく、空全体を広く見ること。
放射点から離れた30〜60度あたりの暗い空域のほうが、長く明るい流星をキャッチしやすくなります。
視界の取り方ワンポイント
神戸周辺でおすすめの方角と視界の取り方は以下の通りです。
- 深夜〜明け方は真上〜南西方向を重点的に観察
- 街明かりを避けたいので、できるだけ暗い空が広がる方を向く
- ゆったりと仰向けに寝転がるか、リクライニングチェアがあると視界が広がって見やすさが段違い
観測スポットとしては、光害が少なく空が開けた六甲山、明石公園、須磨の海側エリアなどが特におすすめです。
ピークとなる12月14日前後の深夜0時〜4時は、1時間に40〜50個の流星も期待できる最高の時間帯。
しっかり防寒しつつ、視界を広く確保して、ふたご座流星群ならではの迫力ある流星を楽しんでください。
ふたご座流星群2025ピークはいつ?
2025年のふたご座流星群のピーク(極大)は12月14日17時頃で、神戸では14日23時〜15日午前2時が最も流星が多く見える時間帯です。
この3時間ほどが“勝負の時間”で、条件がそろうため、1時間あたり最大50個程度の流星が期待できます。
極大時刻は夕方ですが、実際に観測がしやすいのは空がしっかり暗くなる夜から。
14日の21時頃にはすでに1時間に30個前後の流星が見え始め、23時頃から一気に出現数が増加します。
神戸の空は好条件!
ピーク時間帯に神戸の空で好条件が整う理由は以下の通りです。
- 放射点(ふたご座)が天頂近くまで上昇し、流星が四方八方に流れやすい
- 月の影響がない(月は神戸で午前2時29分に昇るため、それまでは暗い空)
- 冬の澄んだ空気で光害の少ない高台では視認性がアップ
特に14日深夜〜15日2時までは、神戸周辺でも“視界のどこを見ても流れる”ほどのにぎやかな時間帯になります。
なお、13日夜〜14日明け方も比較的多くの流星が出現するため、ピーク前後を含めて長く楽しめるのもふたご座流星群の魅力。
寒さが厳しい時期なので、しっかり防寒しつつ、街明かりの少ない六甲山や海側の広いエリアなどで観測環境を整えると、より多くの流星を捉えられます。
神戸周辺のおすすめ観測スポット
神戸周辺でふたご座流星群を観測しやすいのは、「街明かりからできるだけ離れた高台」か「北〜東側が開けた公園」です。
アクセス別にオススメのスポットをご紹介します。
- 掬星台
- 六甲山天覧台
- 六甲山ガーデンテラス
- 東六甲展望台
- 諏訪山公園
- 再度公園
本格観測向き・山の上スポット
神戸周辺の観測スポットである、摩耶山の掬星台はまやビューライン、六甲山天覧台は六甲ケーブルが便利で、ガーデンテラスと東六甲展望台は車でのアクセスが中心です。
どのスポットも夜景と星空を楽しめます。
掬星台
標高約700mで視界が広く、名前どおり星見向きの展望公園。
市街地側は夜景が明るいので、できれば東〜北側の暗い空を中心に観ると良いです。車・ロープウェーでアクセス可。
六甲山天覧台
六甲ケーブル山上駅直結の展望台。市街地方向は明るいですが、頭上〜北東側は比較的暗く、ふたご座流星群の観測も可能。
終電時刻・駐車場利用時間の確認は必須です。
六甲山ガーデンテラス
夜景スポットとして有名ですが、園内の照明から少し離れれば空もかなり開けています。
レストランやトイレがあり、防寒の休憩もしやすいのが利点です。
東六甲展望台
神戸中心部からは車で30〜40分ほどですが、無料駐車場があり、六甲山系の中では比較的アクセスしやすい高台。
大阪側の光はありますが、天頂付近を狙えば流星観測も可能です。
街から近い・手軽なスポット
諏訪山公園
三宮から近く、街に近い割には空が開けたエリア。完全な暗所ではないものの、ちょっと星を見たいときに便利。
金星観測にちなんだ「金星台」もあります。
再度公園
市街地から山に少し入った広い公園で、湖畔の開けた場所などは星も見やすいです。
夜間は真っ暗になるので懐中電灯必須、車の場合は道路状況も事前確認を。
本格的に暗い空で観たい場合は、神戸から1時間半ほどかかりますが「猪名川町立猪名川天文台」周辺も候補になります。
天文台の開館日やイベント有無を公式情報で確認のうえ、路面凍結・野生動物に注意して安全第一で動いてください。
観測時の注意点
ふたご座流星群の観測で六甲山や周辺の山手に入る場合は、熊の出没に注意する必要があります。
特に秋〜初冬はクマの活動が活発で、神戸から京都方面の山間部では目撃情報が多数報告されています。
熊への注意すべきポイント
2025年秋以降、京都市やその周辺ではクマの出没が頻繁に確認されており、住宅街や竹やぶ、観光地近くでも目撃されています。
京都府南部の木津川市・城陽市などでも11月中旬に「クマらしき動物」の目撃があり、2025年度のクマ関連通報は1,000件を超えるとされています。
観測時に注意すべきポイントは以下の通りです。
- 山際(嵐山・大原・八瀬・花脊・鷹峯など)や、早朝・夕方〜夜の人通りが少ない時間帯は特に警戒
- 単独行動を避け、明るい時間帯に入退場ルートを確認
- 熊鈴やライトを携帯し、音や光で自分の存在を知らせる
- 最新の出没情報は、京都府や各市の公式サイト、地元ニュースで事前確認
観測スポットとして人気の六甲山も、人里近くまで熊が出没することがあるため、安全対策を徹底したうえで観測を楽しむことが大切です。
安全第一で準備を整えれば、ふたご座流星群の美しい光景を安心して楽しむことができます。
まとめ
2025年のふたご座流星群は、12月14日深夜〜15日明け方が最も見やすい時間帯です。
観測の際は、南〜南西方向を中心に空全体を広く見渡し、街明かりの少ない六甲山や高台などを選ぶと、より多くの流星を楽しめます。
ピーク前後も流星は十分に見られますが、防寒対策や熊などの安全対策を徹底することが大切です。
準備を整えれば、神戸の冬の夜空で、ふたご座流星群の幻想的な光景を存分に楽しむことができます。


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